自分の体で人体実験を行うバイオハッカーが「ライセンスを持たずに医学実験を行った」として捜査対象に - GIGAZINE

★★★:バランスよく議論できる
★★☆:意見を吟味する
★☆☆:客観的情報
☆☆☆:議論用ではない
☆☆☆:議論用ではない
ある特定のオピニオンが述べられる
ある特定のオピニオンが述べられる
いつ登録したか
Oct 18, 2019 11:45 AM
オピニオンが含まれない
オピニオンが含まれない
カテゴリー
両論が併記される
両論が併記される
事実ベース
事実ベース
立体的(多角的)
立体的(多角的)
考察的・思想的
考察的・思想的
複数のオピニオンが含まれる
複数のオピニオンが含まれる
調査、データ、観察的
調査、データ、観察的
notion imagenotion image
個人や小規模なグループによって生物学や生命科学の研究を行うDIYバイオ(バイオハッキング)の世界には、自分の人体を使って実験を行うバイオハッカーも存在します。著名なバイオハッカーであるJosiah Zayner氏が、必要なライセンスを持たずに医学実験を行ったことでカリフォルニア州当局の捜査対象になったと報じられています。
Genetic self-experimenting “biohacker” under investigation by health officials | Ars Technicahttps://arstechnica.com/science/2019/05/biohacker-who-tried-to-alter-his-dna-probed-for-illegally-practicing-medicine/
Zayner氏は生物物理学のバックグラウンドを持つ人物で、遺伝子組み替えのキットやその他の実験器具を販売する「The Odin」という企業のCEOを務めています。ユーザーはキットや実験器具を使い、細菌や酵母、動物、そして人間の遺伝子を編集することができるとのこと。
誰よりもThe Odinの製品を使用しているのは他ならぬZayner氏自身であり、2016年にはDIY糞便移植を実行しており、その後も肌を使った遺伝子編集なども行っています。また、2017年には遺伝子改変技術のCRISPR-Cas9を用いて筋肉の発達を抑制するミオスタチンに関連する遺伝子を阻害し、自身の筋肉を成長させようと試みてDNAを注射しましたが、この実験は失敗に終わったと認めています。
2017年10月に行われたインタビューの中で、Zayner氏は人々が酔っ払うのと同じノリで遺伝子編集を行う世界が望ましいと述べていました。しかし、他のバイオハッカーたちも同様に自分自身に対して遺伝子編集を試みるようになったことを受け、2018年2月の時点でZayner氏は自身の行いを後悔していたそうです。自分が人体への遺伝子編集実験をエスカレートさせたことにより、将来的に誰かが傷つくことになると予感したZayner氏は、「正直に言えば、私は自分を責めたいです」と述べていました
notion imagenotion image
notion imagenotion image
notion imagenotion image
notion imagenotion image