iPhone を使っている人が多いようなので、iPhone で作業を行なってみます。
1. インテグレーションキーの作成
すでにインテグレーションキーを作成している人はそれを使ってもらって構いません。まだ作成していない人は、以下の手順で作成してください。
新しいインテグレーションをタップします。PC 用のページなので、iPhone だと見にくいかもしれません。PC や Mac で設定できるならそちらで実行したほうが楽だと思います。

名前は適当に設定します。今回は notion しゅふ会としてみました。その後、利用するワークスペースの選択になっていますが、普通の人は一つしか選べないと思います。スクロールすると右側の画面になるので、権限は全てチェックしてください。ユーザ情報は特に使わないので、ユーザ情報なしで問題ありません。最後に一番下の送信をクリックしてください。


送信を行うと、次のような画面に遷移します。シークレットの下のトークンの部分が認可に必要なインテグレーショントークンになります。これを知られてしまうと、許可したページが誰でもアクセスできるようになってしまうので注意してください。

上の画面で一度「表示」を押すと、「secret_」で始まる文字列が表示されます。コピーを押すとこの文字列がクリップボードにコピーされます。
2. ブロック ID とページ URL の取得
まず、To Do ブロックを登録する親のブロックを用意します。テンプレートでは右のようなコールアウトを用意しています。この親ブロックの6つの点をクリックし、「Copy link to block (ブロックのリンクを取得)」をクリックします。

コピーした URL はこんな形になります。ここでブロック ID は # の後ろの私のコールアウトの link
d072e48ad48b4d8a88b56b9cd6a4c31b
になります。https://www.notion.so/hkob/6f14408c68954ef580a0e90fe9694ba7#d072e48ad48b4d8a88b56b9cd6a4c31b
先ほどコピーした link をここに貼っておきましょう。複製したページのコールアウトの link
この link からブロックID (上の赤い部分と同じ)を取り出して記録しておいてください。複製したページのコールアウトのブロックID
To Do 版では完了後に Notion ページを開けます。先ほどのリンクの # の前までの部分がこのページの URL になります。また、最初の https:// の部分を notion:// に変更しておくと、ブラウザではなく Notion アプリで開くようになります。私の例では、ページを開く URL
notion://www.notion.so/hkob/6f14408c68954ef580a0e90fe9694ba7
のようになります。このページを開く URL を用意しておきましょう。3. ページにインテグレーションをコネクト
次にインテグレーションがページにアクセスできるようにインテグレーションをコネクトします。2022年9月7日よりやり方が変わりました。
- ページの右上の「…」のアクションを開きます。
- スクロールすると下の方にコネクトという欄があります。ここで「コネクトの追加」をタップします。このスクリーンショットでは既に「input_tasks」のインテグレーションをコネクトしています。

次にインテグレーションがこのページにアクセスできるようにインテグレーションを招待します。先ほどと同じ共有から招待を押して、作成したインテグレーションを追加してください。ここでは、「new_input_tasks」のインテグレーションを招待しています。

4. ショートカットのダウンロード
これで必要な項目は全て準備が終わりました。あとは以下のショートカットをダウンロードして、設定してください。
上のリンクからダウンロードすると、右の画面になります。ここからショートカットを設定とするといくつかの質問が出てきます。Notion API key と書かれているものは、上に書いたインテグレーションキーです。言葉が混じってしまってすみません。先ほど保存した3つの情報を入れてください。


5. 利用方法
Siri を起動し、「タスク登録」と話してください。その後タイトルを話すと先ほどのデータベースに登録されます。テンプレートでは、日付未設定のテーブルビューを用意しているので、そこに表示されるはずです。日付が確定したら、下のカレンダービューにタスクをドラッグすることで、タスクに日付を設定することができます。ツイートした利用例の動画を示します。
6. おまけ (Apple Watch 版)
Apple Watch で動作させると、最後の Notion ページを開く部分をスキップするようにしました。右のような形でコンプリケーションを設定すると、タップ後に音声入力となり、完了をタップするとタスクが登録されます。
