【動画】アメリカ議会乱入で銃撃されたトランプ支持者、「最期の2分40秒」 | クーリエ・ジャポン

★★★:バランスよく議論できる
★★☆:意見を吟味する
★☆☆:客観的情報
☆☆☆:議論用ではない
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Jan 11, 2021 10:18 PM
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米連邦議会議事堂を占拠したトランプ支持者たち Photo: Evelyn Hockstein / The Washington Post

下院議場へつながるドアの前で

1月6日、トランプ支持者が暴徒化して連邦議会議事堂を襲撃したとき、混乱の中で警察に銃撃され死亡したのが、アシュリー・バビット(35)という女性だ。カリフォルニア出身の彼女はトランプ支持者であり、退役軍人だった。
本紙「ワシントン・ポスト」は事件直後には公開されていなかった動画を入手。そこには、バビットが銃撃されるまでの一連の動きが記録されていた。
6日午後、すでに議会内に侵入していたバビットたち暴徒は、下院本会議場へつながる議長ロビー前のドアを打ち破ろうとしていた。ドアの前には3人の議会警察が立ちはだかり、大声で叫ぶ暴徒たちとのにらみ合いが続いていた。
以下の動画から、議会警察3人はライフルなどで重武装した部隊が暴徒の背後に到着したのを確認すると、ドアの前から離れたことが分かる。
(視聴注意:この動画には衝撃的なシーンが含まれています)
議会警察がドアの前から離れた約35秒後、バビットがドアの割れたところから侵入しようと、よじ登り始めたとき、ドアの向こう側で銃を構えていた警察に撃たれた。

「銃だ!」と叫ぶ声が聞こえたが…

この3分弱の動画を、順を追って詳しく読み解くと、次のようになる。
ドアの向こう側で、議員らが議長ロビーを通って避難しているとき、暴徒はドアのガラス部分に繰り返しパンチを入れて拳で割ろうとしていた。ドアの前に立つ議会警察を説得しようとする者もいれば、罵声を浴びせる者もいた。
「俺たちは誰も傷つけたくない。ただ中に入りたいだけだ」 「警察なんか、クソくらえ!」
トランプの旗をケープとしてまとっていたバビットは、興奮した様子で議会警察に抗議しているように見える。ただ、彼女の言葉は動画の音声ではっきりとは拾えていない。
議会警察に向かって「あなたたちがケガを負うのは見たくはないから、家に帰ったほうがいい」と促しているのは、この動画を撮影していたリベラルの活動家、ジョン・サリバンだ。サリバンは、もっと多くの暴徒が押し寄せてくると警告した。
その直後、議会警察は後方に武装した部隊が駆けつけたのを確認し、ドアの前から離れて脇へ移動。暴徒はヘルメットや棒を使って、一気にドアを壊しにかかった。
約20秒後、「銃だ!」と暴徒の1人が大声で3回叫ぶ声が聞こえる。画面左端、ドアの向こう側で警官が銃を構えているのが見える。別の者がまた「銃だ!」と警告を発するが、それでも暴徒らはドアをたたき続けた。
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動画からのスクリーンショット。暴徒に銃口を向けている警官(左)と、ドアを押し破って侵入しようとするバビット(右)
バビットは誰かに持ち上げてもらい、ドアのガラスが割れたところから侵入しようとし始めた。その彼女の首を、ドアの向こう側にいた警官が放った銃弾が直撃。彼女は床に倒れた。
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