【Notionアンバサダー 近藤容司郎さん(ノースサンド)】アンバサダーって何ですか?【Notionアンバサダー 近藤容司郎さん(ノースサンド)】アンバサダーって何ですか?
【Notionアンバサダー 近藤容司郎さん(ノースサンド)】アンバサダーって何ですか?【Notionアンバサダー 近藤容司郎さん(ノースサンド)】アンバサダーって何ですか?

【Notionアンバサダー 近藤容司郎さん(ノースサンド)】アンバサダーって何ですか?

公開日
Sep 15, 2021
Tags
アンバサダーインタビュー
Update
Notionアンバサダー。それは、Notion本社から公認を受け、情報発信を熱心に行うNotionユーザーのことです。”Notion愛”に溢れる人が就任できるアンバサダーに、どうしたらなれるのでしょうか? そしてどんな活動をしているのでしょうか? 日本国内でNotionの普及活動を行うNotionアンバサダー、近藤容司郎(こんどう ようじろう)さんが解説します。
 
近藤容司郎さんプロフィール

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Notion認定コンサルタントである株式会社ノースサンドで働くシニアシステムアーキテクト。大手SIerにてクラウド基盤など様々な案件を手掛けるとともに、金融システム基盤などのプロジェクトに従事した後、ノースサンドに入社。入社後はシステムのグランドデザインから実装まで多数の案件を手掛け、現在はノースサンドの事業開発を担当。また、日本国内でNotionの普及活動に従事し、その功績が認められ、Notionの公式アンバサダーに認定。趣味はスノーボードと仕事。
 

近藤容司郎さんのNotionの使い方


ーーNotionを知ったのはいつ頃ですか?
 
近藤さん「知ったタイミングは、2018年3月頃です。当時、日々の学びを蓄積できるツールを探すため、様々なツールに触れていました。その1つとしてNotionを使ってみたら、これは使いづらいツールだ!と思いましたね(笑)。最初はモバイルで使っており、ページの構築をモバイルで試したものの思い通りに動かせない。しばらく触れずにいたのですが、ある日、パソコンで使ってみたら、Notionに開眼。魅了されました。個人的に、ヘルプやチュートリアルを見なくても、ある程度使いこなせるサービスこそが、良いプロダクトだと思っており、直感的に使いこなせるNotionはまさにそれでした。」
 
近藤さんはナレッジをカテゴリーに分けてNotionにストックしています。近藤さんはナレッジをカテゴリーに分けてNotionにストックしています。
近藤さんはナレッジをカテゴリーに分けてNotionにストックしています。
 
ーーどんな風にNotionを使っていますか?
 
近藤さん「使い方としては2点あり、1つ目は目標管理。1日の目標という短いスパンのものもあれば、10年後の自分の姿についてまとめた長いスパンのものまで、目標を書いています。そして2つ目がナレッジ管理。インターネットをはじめ、様々なメディアから得た情報を自分の示唆と合わせてまとめています。生活の中で流れていく情報の記録もしていますよ。読んだ本の気になる箇所や、誰かに言われて印象的な言葉などを書き留めています。」
 
ーー趣味の情報をまとめることもありますか?
 
近藤さん「ありますね。趣味はスノーボードなんですが、これまで行ったことのあるゲレンデの特徴やアクセス方法といった情報をデータベース化しています。最近はゴルフを始めたので、参考になるYouTubeの動画URLを貼り付けたり、改善点をまとめたりもしています。たまに見返して、どれくらい向上したかを実感できるのが嬉しいです。ゴルフの腕前ですか? まだまだです(笑)。」
 
ゴルフの練習記録もNotion上でまとめ、スキルアップを目指す近藤さん。ゴルフの練習記録もNotion上でまとめ、スキルアップを目指す近藤さん。
ゴルフの練習記録もNotion上でまとめ、スキルアップを目指す近藤さん。
 
ーー近藤さんのNotionを覗くと、あらゆることをまとめていますね。まるでNotionが近藤さんの「生きた証」のようです。
 
近藤さん「(照れた様子で)ありがとうございます」

Notionアンバサダーとして得られる経験に価値がある


ーーNotionアンバサダーについて教えてください。どうすればアンバサダーになれるのでしょうか?
 
近藤さん「なる方法は2通りあります。1つ目は自薦。Notionの公式サイトに応募フォームがあり、そこから応募するというやり方です。2つ目は、アンバサダーやNotion社員の方からの推薦を受けて就任する方法です。私の場合、アンバサダーとして活躍していた方からの推薦を受け、選ばれました。」
 
ーー具体的にどんな活動をしていますか?
 
近藤さん「メインの活動はコミュニティであるNotion Tokyoの運営です。所属しているノースサンドのメンバーと共に定期的にミートアップを開催し、ユーザーと交流し、ユーザー同士を繋げるように働きかけています。アンバサダー同士の交流もありますよ。全世界で100人ほどのアンバサダーが活動しており、アンバサダーだけが入れるコミュニティがあるんです。そのコミュニティ内で話し合ったり、新機能のフィードバックをしたりすることもあります。」
 
NotionのCOOであるアクシェイ・コターリ(Akshay Kothari、写真左)が来日し、記念写真をパチリ!NotionのCOOであるアクシェイ・コターリ(Akshay Kothari、写真左)が来日し、記念写真をパチリ!
NotionのCOOであるアクシェイ・コターリ(Akshay Kothari、写真左)が来日し、記念写真をパチリ!
 
ーーアンバサダーになるための資格はありますか?
 
近藤さん「資格はありません。試験もないですよ。もし条件があるとすれば、『Notionが好き!』であること。これに尽きます」
 
ーーではアンバサダーになるために、どんなことをすれば良いでしょうか?
 
近藤さん「SNSやブログといった媒体を通じて、Notionのことを発信し続けることをお勧めします。アンバサダーを選ぶNotion社員は、ユーザーの間でどれほどの知名度を獲得しているか? どれだけの熱量があるのか?を見ています。Notionが好きでたまらず、発信し続けていたらなれると思います。」
 
ーー下世話な質問になるのですが、アンバサダーは無償です。それでも活動しようと思うのでしょうか?
 
近藤さん「アンバサダーになったことで得られる経験に価値があると思っています。Notionというプロダクトの成長を近くで見られるなんて、こんな楽しいことはない! 普通の生活では得られない経験です。その経験を得られるのもノースサンドのおかげです。業務でNotionを使うことが多々あり、仕事でもアンバサダーの経験が活きています。やりたいと思えば業務としてもできるこの環境に感謝しかないです。」
 

Notionを使い始めたことで生産性は1.2倍にアップ


ーーNotionを使いはじめたことで、近藤さん自身、どんな変化がありましたか?
 
近藤さん「インプットとアウトプットがスムーズになりました。特に重要なのは、溜めた情報をすぐに取り出せること。昔の自分は格納したことに満足していましたが、今はそれがないんです。おそらく、情報の入口と出口が同じ場所にあるので情報に触れやすいんだと思います。Notionに知識を置いておけば、すぐに取り出せるように設計できる。そのおかげで、知識の幅が広がり、視野も広がりました。これまでシステムなどのITを中心とした知識しかなかった私が、マーケティングや人事、経営などの知識を得たことで、多角的に物事を捉えられるようになりました。また仕事関係者から『この情報を教えてほしい』とオーダーがあれば、Notionを開いて、瞬時に答え、資料を提出できるんです。『色々と知っていてすごいね』と褒められますが、いやいや、Notionに溜めた情報を使っただけですから(笑)。」
 
ーー仕事の生産性が上がったんですね。
 
近藤さん「Notionという”外部記憶装置”を手に入れたおかげで、脳のメモリ容量が増えた感覚があり、体感としては生産性が1.2倍にまで上がったと思っています。Notionをうまく使うと、人としてのケイパビリティが上がるのです。」
 
2019年7月に開催されたNotion Tokyoのミートアップの様子(新型コロナウイルス感染拡大前に行われたイベントのため、参加者はマスクを着用しておりません)。2019年7月に開催されたNotion Tokyoのミートアップの様子(新型コロナウイルス感染拡大前に行われたイベントのため、参加者はマスクを着用しておりません)。
2019年7月に開催されたNotion Tokyoのミートアップの様子(新型コロナウイルス感染拡大前に行われたイベントのため、参加者はマスクを着用しておりません)。
 
ーー生産性を上げてくれるNotionとは、どんな存在ですか?
 
近藤さん「Notionは課題を解決してくれるツールです。使っていく中で課題に気づかせてくれ、克服する手助けをしてくれる。そして、その課題を克服することで、自分をレベルアップさせてくれる。そんな存在です。」
 
ーーNotionを使い始めたばかりのユーザーは、どうすれば使いこなせるか悩みを抱える方もいます。そんな方々に向けてアドバイスするとしたらどんな言葉をかけますか?
 
近藤さん「きれいに作る必要はないです。最初はメモを取り、デジタルにかかわらず情報を残す習慣をつけることから始めてみてください。Notionに縛られる必要も無いと思っています。まずは情報を残すことを習慣化する。それを続けると、情報管理の課題がみえてくる。その課題を解決するのがNotionなんです。これから使い始める方に向けて特に伝えたいのですが、Notionを使いこなすことが難しいと感じる瞬間はありますが、諦めない方がいい。Notionを使い続け、使いこなしたら確実にあなたを良い状態に導いてくれます。」
 
📌
近藤さんが運営するNotion Tokyoの情報はこちら! Notion Tokyo
 
この記事を書いた人

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野田綾子
フリーの編集ライター。映画雑誌編集者を経て、web編集ライターとして、オウンドメディアのコンテンツ記事を制作。趣味は映画館巡りとイラスト制作。Notionで作ったToDoリストで自己管理を徹底し、干物生活から脱却することが目標。