きっかけは2017年5月に発表され、ネット上を皮切りに話題をさらった、経済産業省の若手有志による官僚ペーパー「」。これに触発された、国土交通省、総務省、農林水産省の3省の若手官僚が後に続いた。そこに描かれているのは人口減少に向き合う「戦略的な撤退」(国交省)や、「農林水産行政は、世間の潮流から隔絶されている」という指摘、「立ちすくむ国家」(経産省)など、あえてタブーやダークサイドに切り込む姿勢だ。ペーパーは次の時代の突破口になりうるのか。
7月17日のイベントでのディスカッション。霞が関では、若手官僚ペーパーが生まれる動きが相次いでいる。
出典:国土交通省政策ベンチャー2030、中間報告
総務省の「未来をつかむTECH戦略」は、若手有志による小説が原作となった。
出典:農水省「この国の食と私たちの仕事の未来地図」
出典:経産省「不安な個人、立ちすくむ国家」