Notionアンバサダーのまみぞうさんは、2022/07/22に初の著書『はじめるNotion』を出版。発売までのプロセスやこだわりについてお話を伺ってみました。
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外資系IT企業でエンジニアをしています。旅行とITツールやガジェットが好きで、Notion を毎日愛用しています。「Notionオーガナイズ術」という名前でイベントを開催したり、Twitterやnoteで発信しています。FacebookでNotion コミュニティーを運営しており、初心者から上級者までNotion に興味のある方々と情報共有を行なっています。2022年2月にNotion認定プログラムを取得しました。
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Twitter：@mamizo3
ーNotionアンバサダーになったのはいつですか？
2021年の2月です。それまではNotionのブログを書いたりイベントを開催していました。
イベント中にもらった質問の回答をブログに書けば、多くの人に見てもらえるなと思ってブログを始めました。
古い記事でも未だに見てもらえると役に立っているなと嬉しくなりますし、今回出版社の方からお声がけいただいたのもブログがきっかけだったので、続けていて良かったです。
ー出版社の方から連絡が来た時はどんな気持ちでしたか？
Twitterにある日突然DMが来たんですけど、ホントかな？と思いました（笑）
いつかブログに書いたことをまとめて、本を出せたら良いなと漠然と思っていたんですけど、何か行動していた訳ではなかったんです。なので、「すごくやりたいです！」と即断しました。
ー『はじめるNotion』はどんな本ですか？
Notionのはじめ方から基本的な操作、うまく使うコツや活用例をぎゅっと盛り込んだ1冊になっています。カラーの画像が多めで、手順を丁寧に説明していますので、タイトル通り「これからNotionを始める方」はもちろん、「なんとなく使っているけど使いこなせていない方」や「自由すぎてどうやって使ったらいいかわからず挫折した方」に読んでもらいたいです。
また、エンジニアやデザイナーなどIT系の人以外でも使える、裾野を広げる本になると良いなと思っています。最近は会社で導入したから使い方を覚えたいという方もいらっしゃるので、そういった方にも手にとってもらいたいですね。
ー『はじめるNotion』は画面のスクリーンショットがとても多いですよね。
そうですね。ツールに慣れている人は、言葉で書いてどういう挙動になるかの勘所がありますが、慣れていない人にも伝わるように画像を多めにしました。画像は全部私が用意して、デザイナーさんが綺麗にしてくれました。相当数があると思います。
ー楽しかったことはありますか？
執筆自体が楽しかったです。書くことが好きなので、熱中して「アレも書きたいコレも書きたい」という感じでした。
それから、これまでNotionを感覚的に使っていましたが「ちゃんと理解しないと」と思って、英語のチュートリアルを隅々まで読んだり基本的な思想を改めて理解しました。詳しくなって楽しかったですし、自信が持てました。
出版も初めての経験なので、編集者やデザイナーの仕事が見られたのもよい経験でした。
ブログは自分で書いて自分で公開するだけですが、本はいろいろな人が関わってくれているのだなとわかりました。
ーNotionで執筆されたと聞きました。
はい。ツールは何でもいいと聞いたのでNotionでやってみましょうか、と提案してみました。まずはじめに編集者と目次を決めて、その章ごとにNotionで1ページを作ってその中で執筆していきました。内容に対するコメントもNotion上で書いてもらって反映する流れです。
書き慣れているツールなのがよかったですね。余計なメニューなどが表示されないし、ページをまたがないので集中して書けます。たくさんの画像も挿入がラクでした。
ー依頼から出版までどれくらいの期間がかかりましたか？
約10ヶ月くらいです。最初はマイペースに執筆していたのもありますが、書いている途中にNotionのアップデートがたくさんあり、書き直しもしていました。
一番大変だったのは、2022年3月にあったデータベースに関する大きなアップデートです。見た目が大きく変わったので、データベースの部分はほとんど書き直しました（笑）
でも、アップデート後に出版できたのはよかったですね。
公式サイトでお知らせされない細かなアップデートもたくさんあったので、Notionアンバサダーのtaharaさんやtsuburayaさんなどの発信も敏感にチェックしていました。
ー内容で工夫された点はどこでしょうか？
Notionアンバサダーならではの「Notion愛」を詰め込もうと思って書いたところです。
ただのハウツー本ではなく、Notionの考え方や日本とのつながりのエピソードなどを楽しく見てもらえたらと思って書きました。
また、読み物として読み込むよりもNotionを触りながら隣で開いて使ってほしいなと思って、見開きで構成が収まるようにデザイナーと工夫しました。意識せずに原稿を書くとページの収まりが悪くなってしまいますが、画像も含めて区切りが綺麗になるように心がけました。
隙間があれば「何か情報入れたい！」とみっちり詰め込んで256ページになっています。
画像が多めの本なので、紙で購入してもらうか、電子版の場合はタブレットで見るのがおすすめです！
ー出版後の反応はどうでしたか？
おかげさまで嬉しい声をいただいています。Twitterで「イマイチ使いこなせない感じがしていたけど、これで理解できたので使いこなせそうです。」といった声や「データベースやブロックなどNotion独特の機能についても説明がわかりやすかった。」「スクリーンショットが多めでわかりやすかった。」などを目にしました。ありがたいです。
ー今後やってみたいことはありますか？
この本をきっかけにNotionを使う人の裾野を広げる活動をしたいです。私が運営しているFacebookグループのコミュニティ「Notionオーガナイズ部」でイベントもしたいと思っています。あとは、Notionはアップデートも早いので、改訂版や中級者向けも書いてみたいなと思います。
ーまみぞうさん、ありがとうございました！
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