ワークスペースベースのトークンは使っていなかったので、私には問題はない。概要だけまとめるだけにする。
本日から Notion workspace の認証方法を変更する。これまでの認証は10月19日で使えなくなる。
これまで OAuth トークンはワークスペースベースだった。管理者だけが設定でき、ワークスペースごとに一つしか設定できなかった。今後、ユーザベースのトークンに移行していく。新しい認証は、管理者だけでなくメンバーも設定でき、ワークスペースに複数のトークンを利用できる。
違いをまとめた表はこちら
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Workspace ベースの認証
User ベースの認証
owner
フィールドに { workspace: true }
という値が入るowner
フィールドに { user: <API user object> }
という値が入る・ユーザがページピッカーで選択したページ
・ユーザや他のユーザがShare menu で共有したページ
・上記の子ページ
・ユーザがページピッカーで選択したページ
・ユーザがShare menu で共有したページ
・上記の子ページ
移行準備
この変更はパブリックインテグレーション(OAuth を経由してアクセスするもの)にのみ影響する。内部インテグレーションには影響しない。
- インテグレーションに許可されているワークスペースごとに複数の Notion API トークンが保存できていることを確認する。API トークンごとに一意であることが保証されている
bot_id
に直接トークンをマップすることができる。 - トークンの上書きを避けるために、OAuth 応答で返ってきた
workspace_id
をマッピングしないこと。ユーザが複数のワークスペースにインテグレーションを導入する可能性があるので、OAuth 応答のowner.user.id
をマッピングしないこと。
- 全てのユーザレベルトークンが準備できたら、
&owner=user
を OAuth 認証 URL (https://api.notion.com/v1/oauth/authorize
で始まるもの)に追加する。
10/19 に期待されること
10月19日は、Workspace-level トークンから User-level トークンに移行する。
owner
パラメータがない場合でも、User-level 認証を実施する。Notion API Changelog まとめ